2025年1月26日に第一回開催を迎えた、「橋の上の、弘明寺市場」。
AGStでは、企画と屋台のデザインを担当しました。
「人情」という言葉も根付く弘明寺商店街で、企画と共に設けた出店ルールはただ一つ、「伝えたいメッセージがある」とうこと。
市場に行くと、多くの品物と共に、その場の活気にワクワクしたことがある人も多いはず。
その活気の源は、「誰かにものを届けたい」という想いだったのかもしれません。弘明寺商店街は、門前町として栄えた参道にお店が集まるようにして始まりました。その活気に多くの人が訪れ、日常の”娯しみ”が集まる場所として今日まで続いています。
生鮮食品や、焼き菓子類、アートやライブも。
届けたいものと一緒にあらゆる”メッセージ”が集まり、その想いに触れる、日常のささやかなハレの日を目指して。
屋台のデザインは、いまある風景に馴染みつつも、橋の上に新たな風景をつくることを念頭に、既存のアーケード屋根に見るトラスの構造体の記号性を引用し、木材をクロスする骨組みをベースにしました。遠景としての馴染み方を検討するアプローチに対し、中央に向かう部材のみグリーンへ塗装し、近景ではグリーンのアーチに囲われた、新しい身近な風景として印象に残ることを意図しています。
竣工 | 2025.01 |
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所在地 | 神奈川県横浜市 |
クライアント | 横浜弘明寺商店街協同組合 |
用途 | ー |
設計期間 | 2023.09-2024.11 |
施工期間 | 2024.11-2024.12 |
施工 | LIKU KOBO |
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企画・運営 | 横浜弘明寺商店街協同組合・橋の上の弘明寺市場実行委員会 |
広報運営 | 橋本彩香 |
グラフィックデザイン | DOTMARKS/ 鈴木大輔 |
写真 | 倉本あかり |
屋台協働設計 | 小野瀬南海 |